華やかさ一番の京焼・清水焼 陶葊(とうあん)
京焼・清水焼窯元・陶葊(とうあん)のご紹介です
地元のデパート(高島屋)に足を運んだ際には、必ず磁器陶器・食器類の展示コーナーを一周することが、いつの頃からか習慣になっています。
日本の有名窯元の作品や西洋の高級磁器のカップやお皿のコーナーがかなりのスペースに展示されています。
その中でも、京焼・清水焼は陶磁器の品格と華やかさで群を抜いています、わびさび的なものとは異なる趣があります。
またその中でも、華やかさで目を引く窯元が陶葊(とうあん)です。
見ているだけで、その華やかな湯飲みとお皿で、ゆっくりお茶を飲みながら菓子を摘まみたい・・との気持ちが湧いてきます。
京都旅行 寺院めぐり 窯元めぐり
京都は、皆さんと同じく、私が毎年でも訪れたい好きな街です。残念ながら最近はコロナ禍で、訪問できていません。
京都・・田舎出身の私には憧れる地名です。単なる地名ではなく、街並み・食文化・寺院・自然・陶磁器・・が心に浮かぶ総称のような気がします。
私は京都を訪れる際は、どこに宿泊するか、どの寺院を中心に巡るか・・と、どの窯元を訪問するかの3点で計画します。
事前に調べて、何を見ようか?めぐる順序は? などと夫婦二人で相談・計画している時が至福の時間のような気がします。
もうかなり前のことですが、数回目の京都訪問の際に、秋に東福寺・泉涌寺近辺めぐりに合わせて陶葊(とうあん)窯を訪れました。
陶葊(とうあん)窯は、大正11年に京都の東山泉涌寺(ひがしやませんにゅうじ)で創業した比較的新しい窯元です。
本店は東福寺・泉涌寺の近くにあり、泉涌寺⇒東福寺⇒東福寺塔頭とみて廻ったあと、探し歩きながら陶葊本店を訪れました。
先代の奥さんらしきおばあちゃんに店内を案内して頂き、好きな花の絵柄を3種類選んで、受け皿付きの湯飲みを3客注文しました。
発注注文のあと、作陶・絵付けを行い1月後に郵送で届くことになしました。
手続きをしている間に、店内の座敷にておばあちゃんにお茶を入れて頂き、東福寺・泉涌寺界隈の話などを聞かせて頂きました。
入れて頂いたお茶は、宇治の最高級品の茶葉とのことでしたが、本格的な茶道具らしく湯飲みが小さく一口で飲みほしてしまい、美味しさはイマイチ分かりませんでした。
急須や湯飲みは、もちろん陶葊で焼いたのもです。自分のところで焼いた焼き物で、お客様をもてなすことができることに、少し羨ましさを感じました。
本店の顧客名簿に登録されたため、それ以来春秋には新作の発表作品案内が届くようになりました、市販よりかなり安い値段で購入が可能で遠方地へも無料発送して頂けます。
その後、数年に一度の機会で小物作品を何点か購入しています。